また少し間空いてしまいました。油断するとすぐですな。運用始めた録画PCの話でも書こうかと思ったのですが、 現在のサーバ構成について2017/4にリプレースした時のエントリが書きかけで残っていたので手直しして記載。
PC自体はオリオスペックで注文。モデル/基本構成は現在販売されているものとほぼ同じですが、世代的にはKaby Lakeのものですね。(後TDP65Wモデルは現状ない模様)これにLogitecのHDDケースをeSATA接続で繋げてます。もちろんPMP対応。
サーバ
カテゴリ | 詳細 |
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ケース | NOFAN Core V1 FANLESS SILENT KL TDP65W |
マザーボード | ASROCK H270M-ITX/ac |
CPU | Intel Core i7-7700 (3.6GHz/6MB/Quad/HT/HD630/65W Core) |
メモリ | 32GB(16GB * 2) |
ディスク | WDC WD7500BFCX * 2(750GB、ZFS mirror構成) |
250GB SAMSUNG 850EVO Series(ZFS RAIDZ構成のZILとして使用) | |
PCI Express | Highpoint Rocket640L(内2ポートを別パーツでeSATAに外部変換) |
ストレージ(HDDケース)
カテゴリ | 詳細 |
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HDDケース | LOGITEC LGB-4BNHEU(背部ファンを静音タイプに換装済) |
HDD | WD30EFRX * 4(3TB * 4でRAIDZ構成) |
経緯とか中身とか
サーバが突然フリーズする事象が頻発していよいよ使い物にならなくなってきたのがリプレースの理由です。次はファンレス機にすることは決めていたので、その中で最低限の拡張性とスペックが両立できるものということで選びました。今ならCPUはi5でも十分な気がします。メモリも冷静に考えるとこんなにいらないんですが、この際だからということで積んだ記憶が。。ディスク構成はルート用がZFS mirror、データ用がZRAID+ZIL(本体側のSSD)です。ZILは当初付けるつもりなかったのですがPC側の標準構成ドライブとして付いてきたのでそのまま使っています。ただ現状の使い方だとパフォーマンスに有意差ない気がするので、逆にread cacheとして使ってみてもよいのかも。
後、最近何回か触れていますが静音性は素晴らしいです。HDDの動作音はさすがに防げませんが、常時動作音がする訳ではないので現状は満足しています。ルート用ディスクについては2.5インチHDDの動作音がやや耳につくので、SSD*2でも良かったかなと思わなくもないですが。。ストレージのデフォルトのファン(確か12mm)はファンの回転数を落としても結構な騒音だったので変えてしまいました。25mmのものも入らなくはなかったのですが少し筐体外に飛び出してしまうような形になったので、結局同じサイズのものを付けました。静音タイプなので風量は落ちていると思いますが、基本的には40度台なので問題ないかなと。CPUも負荷かけなければ夏でも全然平気でした。
実はHDD多積コンパクトPCケースとかにも憧れはあるんですが、この時は当時使用していたラトックポイントのHDDケースをそのまま流用する予定だったので、サーバ部分だけリプレースするという選択になったんですよね。(コレです。 販売終了してますが。)ただ、当時使用していた玄人志向のeSATAカードに載っていたMarvell 9128とのこのサーバの相性が悪かったのか、ストレージ側にある程度負荷をかけるとI/Oエラーを吐いてストレージごと落ちたりOS巻き込んで再起動してしまうトラブルが発生し、事態の収拾に結構な時間がかかってしまいました。。このトラブル絡みでeSATA/SATAカードを何枚も購入したりネット上で色々と調べまくったので、多少は詳しくなったんですけどね。SATAコントローラ毎にPMPで認識できる台数が違うっていうのも初めて知りました。そりゃ10台20台ならともかく、4台5台レベルで認識する/しないの違いはないだろうと思い込んでおり、このせいでトラブル解決がもっと遅れてしまったりした訳ですが。
今のSATAコントローラはMarvell 9220ですがコイツは4台までしか認識しないので、 5台搭載のHDDケースとして使うには図体が大きすぎるとかRAID機能いらないとか色々あって、最終的にHDDケースを上記のものにリプレースしました。ちなみにasmmediaのカードも何枚か買ったのですがこちらはそもそも正常に動作せず、調べてみるとASRockとasmmediaの相性が良くないという事実が判明し完全に持て余してしまっています。1枚はメインPCに転用できましたがまだ2枚くらい余ってるんじゃないかな。。
ちなみにOSはFreeBSDです。OS系のネタは書くならエントリを別にしたいので詳細はここでは書きませんが、このリプレースのタイミングでこれまでVirtualBox-oseで動かしていた環境をJailに移行しました。直接的な理由はリプレース後VirtualBox-oseがコアダンプを吐いて頻繁に落ちるようになってしまったからなのですが、技術的にもちょうど興味があったので。オリジナルのjailを使うのは色々と面倒そうだったので、qjailを使っています。一応bhyveも検討した気がしますが、当時全然情報がなくて安定しているのかも良く分からなかったのでやめた記憶があります。
一応写真も何枚か。模様替え前は地べたに置いてましたが、現状はエレクターシェルフ内に格納してます。ちなみにHDDケースの下に設置しているのは当時持て余していたインシュレータ(D-prop)です。こんな使い方して良いものかと思ったのですが、設置後はHDDケースからの共振音が大分軽減されたように感じられるので、実は意外と良い使い方だったのではないかとw下段は電源をまとめてます。一応オーディオ用とそれ以外で分けていて、奥がオーディオ用タップです。ボックスに隠れて見えませんが・・