前回のエントリに記載した通り、2本目は新しいイヤホンの話です。K3003をW60にリプレースしました。とは言え、DAPと比較してリプレースに至った問題意識みたいなものはそれほどありませんでした。特に音質には十分に満足してましたし、資金の工面という側面がなければ少なくとも手元に残しておいたと思いますｗ
その上で理由を考えてみたのですが、下記の通り、DAPの項目に記載した内容と観点はほぼ同一なのでした。特に一つ目の項目ですね。
- 同グレードのイヤホンで、外出時の使用に適していること
- 遮音性/装着感の悪さの改善
- 音楽的に楽しめるような方向性のものであること
- 据え置き環境との差別化
- 約3年使って、そろそろ他の機種（方向性）も試してみたいなと思ったこと
一応補足しておくと、K3003の遮音性/装着感が極端に悪かったという訳ではないです。ただ購入当時のエントリでも書いていたように、標準イヤーピースがどれも今ひとつフィットせず、もうちょっと何とかならんかなあと思ってました。ステンレス製のハウジングが相対的に重いので装着感も微妙でしたし。その後Monsterのキノコや別のイヤーピースとのハイブリッドなども試してみたのですがそれもイマイチで、装着時の手間などを考慮して結局ずっと標準のイヤーピースを使い続けていて、それによって小さな不満が少しずつ蓄積していった感じです。
で、DAPも新調したことだしイヤホンも約3年使ったので新しいものにしてみようと。なのでポイントとしては遮音性/装着感の改善と、DAPの方向性に合うようなイヤホンということでW60を選びました。一昔前と比べて更に色々出ているようだったので少し迷ったのですが、Westernの製品を今まで使ったことがなく、特に一つ目の項目の改善が見込めそうだったので。
ちなみに購入はヨドバシ・・だったのですが数週間後にペコちゃんでやってるセールを見て絶望したというおまけ付き。絶望度合いで言うなら、12WX買った数ヶ月後に13HDが出た事例に次ぐものがありました。。
使用感と音質についても一応私の感想を簡単に書いてみますが、こちらはWeb上に色々とレビューが出揃っているので、基本的にはそちらを見てみてください（えー）
使用感
- 6BAドライバ搭載とは思えないほどコンパクトかつ軽量。形状も耳にある程度沿うようになっている（ような気がする）のに加え、ステムの細さも相まって非常に装着感が良い。標準のシリコンイヤーピースを使用しているが遮音性も良く、イヤーピースを変えればもっと良くなるのではないかと推測。
- 価格を考えれば高級感のないPlastickyな外観と言えるかもしれないが、個人的には全然OK。高級感があるということは、逆に言うとそれだけ気楽に使えないということでもあるので。付属のキャリングケースも鞄の中に気楽に放り込んでおけるので使い勝手が良く、外出時の取り回しの良さはこのクラスのイヤホンだと最高レベルなのでは。
- フェイスプレートを変更できるのも面白い。ただこれ、どこかにアルミ製と記載されていたのものの、どうもプラスチック製に見えるのですが・・いや全然問題ないんですけどね。（パッケージはmetallicと書いてある）
音質
- 第一印象は全体的に暖かみのある音。ただ、解像度や情報量・空間表現も相当に良く、今まではそういう音作りと相反する概念だと思っていたので、両立できていることが驚きというかどう表現したら良いか分からないｗ
- 低音域はかなり低めまで出ておりかつ緩めなので、曲によってはそこそこ気になる。前回のエントリでも書いたけど、ピアノソロで低音域の音数が多めの曲とか、打ち込み系。ただソースによっては上記のような曲でも違和感を感じかったりするので、若干強調されるレベルに留まっているかなと。逆にジャズとかとは素晴らしくマッチします。
- ちなみに、前回のエントリで書いてることと同じじゃないか？と思って念のため据え置き環境で聴いたら低音の量感は明らかに減りましたｗ強調度合いはCayin N6の方が上ですね。
- 音の分離は良く、中高音域もしっかり出ているので低音域に邪魔されることはない。女性ボーカルや高音域が刺さらないのに曇っているように聴こえないのがまた不思議。。
前回同様写真も載せてみますが、特筆すべき事項はありません。。ただパッケージがコンパクトなのはいいことだと思います！
ペコちゃんの件でケチは付きましたが、総じてこちらも非常に良い買い物ができました。前述したように、外出時の取り回しの良さはこのクラスのイヤホンだと最高レベルである上、音の傾向もある意味外出時の使用に向いてるので、ここ最近では一番ベストな選択になったと思ってます。次は据え置き環境の話をしようと思いますが、もうちょっと慣らし運転をしてからにします。。