てことで続けて第6巻読みました。いつも通りネタバレありです。
なんで限定版のパッケージかというと、新宿とらのあなにそっちしか置いていないように見えてそっちを買ってしまったから。別にこの表紙嫌いな訳ではないんだけど、毎回対象の精霊が表紙になっていることを考えると普通版買えば良かったなぁとか。
内容的には、言うなれば前後編の前編なので正直特に言うことがありませんです。結構色々と投げっぱなしなので想像もしづらい。役者を一通りステージに上げてさあこれからと言った所。最後に狂三あたり出てきそうだなーと思ってたらやっぱり出てきて、むしろ後編で済むのか?と思ったり。1巻につき1精霊だと尚更よね。
まぁしかし瞬間最大風速は高いのだけど、燃えも萌えも今ひとつに感じられてしまうのは何故なのでしょうか?前にも書いたかもしれないんだけど、描写そのものが記号的なレベルに留まっていてなかなか深彫りに至らないのがネックに感じられます。士道を巡る十香と折紙のバトルも、差し込める場面で差し込んでいるという印象しか持てないのですよね・・話の本筋がどうしても新しい精霊の説得の方に行っちゃうので仕方ないとは思うんですが、例えば説得の段階で他の精霊を巻き込むとかバトルに介入するとかしないと・・まあやり過ぎると2巻みたくどっちか説得対象か分からない事態になりかねんし難しいのか。
そのへんは作者の方でも考えているようで、短編やるみたいなのですごく期待してます。こういうスタイルで行くならお話の作り方をフルメタみたいにした方が絶対に良いと思うので!いい。とてもいい。
後、日本のASTは今後どうするんですかね。もうラタトスクと手を組むしかないんじゃない??どう見てもDEMはラタトスクと敵対するから前座か露払いにしかこのままだとならないですよー今回の話だって動けたのは折紙さんだけだし。折紙さんと言えば、最近ヘタレキャラなのだなと認識を改めてから一気に好感度が上がりました。DEMの切り札兼悲劇のヒロインになりそうなフラグがビンビン立ってますけどね今は・・