本当は5巻と6巻同時に書くつもりだったのだけど、5巻単独の感想を忘れない内に書いてしまうことにしました。いつも通りネタバレありです。
といっても内容的には今後の展開への仕込みが第一で、お話も可もなく不可もなくといった感じ。伏線張るのはこの人本当に上手いなぁと思う。3巻4巻もそこそこ仕込みがあったので、まずはそっち側から回収するのかしら。
しかしASTの使用者が増える一方なので誰が誰だか分からなくなってきた上、日本のAST部隊の影がますます薄くなりそうなフラグが見え隠れするのは気のせいでしょうか(既に薄いというツッコミは禁句で)後は、士道のむせ返るような上条さんオーラがもういい加減我慢できなくなってきたり..禁書目録は、主人公がお話によってスイッチするからまだそこまで気にならないのだけど、士道は毎回この調子だからなぁ。まともにバトルに絡んでこれるのも、AST側を除けばほぼ十香しかいないのもマンネリ感に拍車をかけている。今回士道が初めて精霊バトルに実力介入できるようになったけど、それ自体はまたマイナスの伏線みたいだし。。そう言えば空間震のお話ってどこ行った??
前回も同じようなことを書いたかもだけど、設定はしっかりできているのに物語の中で生きていないのが読んでいて本当にもどかしい。カルマの(ある意味付け焼き刃的な)設定をピタゴラスイッチのように半ば強引に組み合わせて辻褄合わせするあのテクニックは凄いと思ったんだけど、そういう流れが今のところ全然見られないのが残念。まぁ結局の所ラタトスクの実働部隊が士道ほぼ一人ってのが問題なのよね。。自由度が低すぎる。
ま、ネガティブな意見になってしまいましたが今後も引き続きご贔屓にはするつもりです。先に6巻読んでみようかな。。