アフィリエイトでちょこちょこ目にするようになっていたのでいつ出るのかなーと思いつつ今日本屋に行ったら、いつの間にか出ていたので買ってきました。
以下感想。ネタバレあり。
内容的には7巻から予想された通り、小鷹ヘタレ脱却?回。正直、この痛々しい均衡状態&小鷹ヘタレ状態をもうちょい通してみても良かったとは思いますが、7巻で一回引っ張っているだけに作者の良心かな?と思わなくもないですww
生徒会の面々は前巻で突然話に出てきたのでその内絡むことになるんだろうなーとは思ってましたが、小鷹自信回復ポイントだけでなく、現実逃避先として使われるとは流石に予想できず。取って付けたようではありますが幸村も絡めてくるあたりは話の作り方が上手いなぁと思ったりしました。よく考えたら、話を他に動かせるのって幸村しかいなかったんですよね。これまでのミスリーディングを誘うような一方的な描写もとい伏線はこの時の為にあったとしたら、感服です。ただ、幸村にも幸村を演じているような節は欲しかったかもしれません。個人的希望として。
そして理科。いつぞや小鷹が言っていた通り「隣人部としての活動」に一番熱心だったのは彼女なんですよね。それ故の立ち位置もとい役回りの何と不憫なことか。。小鷹を物理的にシメることができたのは話の流れでも設定でも彼女しかいなかった訳ですが、本当にやらせるとは思っていなかった(苦笑)ちゃんと己の仕事を完遂するあたり、本当に良い子だわ。。
そんな訳で内容には満足しているのですが、唯一の不満があるとすれば小鷹の言う「奇跡の重さ」がそこまでこちらに伝わってこなかったこと。それを裏打ちするエピソードが少ないこと、あったとしてもそれがコメディタッチに描かれることが多かったのが原因のような気がします。それ故に、隣人部が本来持つべき危ういバランスや小鷹の執着がそこまで伝わらず、結局小鷹がただのリア充にしか見えないという話で。アニメはその傾向がもっと強かったような気がします。途中で見るのをやめてしまいましたが。
何にせよ、次巻が楽しみです。きっと10巻あたりで終わりかな?その方が綺麗だし。